【お坊さんに聞いた】合掌で目を閉じるのは当たり前じゃなかった

お葬式に限らず、
お墓やお仏壇の前で手を合わせる合掌

葬祭司会者として、私もよく目にします。

ハシモト

「合掌」のアナウンスをすると
皆さん共通していることが…

ほとんどの方が合掌のとき…
目を閉じて少しうつむいています。

私もこの業界に入る前は
親や祖父母の真似をして、
同じようなスタイルで合掌していました。

しかし、お坊さんから
合掌の仕方を教えてもらったとき…
私の常識は覆りました。

今回は曹洞宗のお坊さんから
聞いたお話です。
各宗派や地域により考え方や作法は大きく異なる場合があります。
詳しくは地元のお寺や葬儀社にご確認ください。

目次

お坊さんから教わった「合掌」のとき、目は…

そもそも合掌とは?

右手が仏様の手、左手が自分の手。

仏様と自分の心をひとつにするように
手と手を合わせる姿が「合掌」です。

もちろんお祈りする意味もありますが、
自分の心に問いかけ、見つめるという坐禅や瞑想のような側面も。

ハシモト

蛇足ですが…
仏様の位(くらい)に
合わせるため、
一般的な数珠であれば
自分の手と言われている
左手側に持ちます。
(宗派専用の数珠は除く)

合掌のとき、目は開けててOKだった!!!

本来、目は開けてるものだよ

「合掌の時に目を閉じてる人は多いですよ~」と
お坊さんと何気なく雑談していたときに
返ってきた予想外の言葉です。

…衝撃でした。

私はそれまで、
合掌の時はぎゅっと目を閉じて
「お祈り」をしないといけないと思っていました。

ハシモト

合掌の時ってお祈りに集中して
他のものは見ちゃダメなんだとばかり…

何で合掌の時に、目を開けてOKなの?

大仏や仏像をよく見てごらん。
うっすら目が開いてることが多いんだよ。

ハシモト

えっ!!
そうなんですか?!!

あっ!!!

本当だー!!!!
目がうっすら開いてる!!!

(仏像画像はcanvaより)
(開眼していない仏像も勿論あります)

実は坐禅をするときも…

目は開けたまま、1.5mほど先の床に視線を落とします

こんな説明をしているのだそうですよ。

あともう一つ、大切な意味が…

ご葬儀の合掌の最中に、
何をやっているのかを
ちゃんと見届けてほしい。

ご剃髪(帰敬式)などの儀式中に
合掌してもらうことが多いのですが…

目を瞑っていたら…
どんな儀式なのか、
何をしていたのかは見られませんよね。

ハシモト

あとは…
「導師に動きを合わせて」
礼拝するところもありますが…
ご導師を「見て」いないと
一緒に動けない
ですよね。

そして何よりも…
大切な亡き人が今どうやって送られているのか。

「お立合いの皆様に、しっかり見届けてほしい」


というお坊さん側の気持ちも
知ることができました。

【まとめ】手は合わせて目は開けよう

その話を聞いてから…
私もご葬儀の合掌場面では
手は合わせても、
目は開けるようにしています。

でも、合掌の時に目を閉じることは
私は間違い・悪いことだとは思いません。

自分自身の心に向き合いたいときや
気持ちを落ち着かせたいときは
瞳を閉じたくなりますよね。

大切なのは、思う気持ち。

手と手を合わせ、心を合わせて
出会いに感謝しつつ
亡き人をお送りしたいものです。

ハシモト

合掌の詳しい作法については…
また別の機会に書きますね!

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この記事を書いた人

20代で葬祭業に就職。大切な人を送り出すという経験を通して、お葬式は悲しいだけじゃなくて温かい心遣いや深い愛情が詰まっていることを知りました。
現在は中部地方で葬祭司会のフリーランサーを生業としている40代。
お寺様方から聞いたお話やエピソード・葬儀に関するコラムなどを、肩ひじ張らずに気軽に読めるようなブログを目指しています。

詳しいプロフィールはこちらのリンクでご覧ください。

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